| 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や乳がんの予防効果があるとして人気の食品成分「大豆イソフラボン」について、内閣府食品安全委員会(寺田雅昭委員長)は11日、大豆に含まれる栄養成分として人気の「大豆イソフラボン」を含む特定保健用食品(トクホ)について、安全性評価をまとめ、厚生労働省に通知した。
その中で大豆イソフラボンの1日摂取量の上限を、大豆イソフラボンアグリコン換算で「70〜75ミリ・グラム」、食事以外に追加摂取する量の上限を1日「30ミリ・グラム」とした。
上限値の算出は、消費者が毎日長期間にわたり摂取する可能性を想定し、過剰摂取するとホルモンバランスを崩す恐れがありことから、特に妊婦や15歳未満の子どもには、推奨できないとしている。
また、通常の食品からの摂取の場合、上限値が短期的に超えても、「直ちに健康被害に結びつくものではない」とした。
■頻発する大豆イソフラボンを強化した「大豆」製品の問題
人気栄養成分に便乗した新製品開発の現場でも今後問題が頻発しそうだ。
みそ製造大手のマルコメ(長野市)は2年前、通常よりイソフラボン含有量が約3倍多い「イソフラボンみそ」をトクホに申請していた。
もし1日2杯のみそ汁を食した場合、日常的な食生活より1日の摂取量が40ミリグラム程多く摂取することになるため、
同調査会は「十分な安全性が確保されるとは言いがたい」という結論を出していた。厚労省はこの商品についてトクホとして認めない見通しを立てている。
大塚製薬からは大豆たっぷりの美味しくヘルシーな栄養食品として「SOYJOY」シリーズの販売を今年の3月より開始している。
この製品は大豆イソフラボンを1本30gあたり19mg含有しており、栄養食品という側面上、日常的に長期摂取する可能性はあまりないとされているがダイエット食品として常用する人もいることから、今回の報告を受けた販売への影響が懸念される。
また、コカ・コーラが大豆イソフラボンを摂取できる人気飲料の強化版として、大豆イソフラボンを従来製品の2倍量摂取できる製品(1リットル入・250ml中に大豆イソフラボンが20mg)の発売を6月に予定しているがこのまま発売した場合、規定量を超える摂取が懸念される。 |